おじゃる丸の子鬼めら

小さい頃に見ていた『おじゃる丸』に出てくる子鬼の三人組が、変装をしているのにもかかわらず真正面からシャクを奪い返そうとするのを見て、その矛盾というか一貫性の無さに当時憤りを感じていた。

今思えばあれこそがまさにコスプレというやつで、当時の自分は「変装=正体を隠すために行うもの」という見方しか持っていなかったのだと今さらになって気付く。また、創作物語に対するメタ的な視点も欠いていたといえるだろう。(思い返せば彼らは毎回、その回の題材になっているもののコスプレをしていた)

このようなことをウダウダ考えていると、自らの見識を広げながら様々な視点を獲得することは人生の豊かさにおける重要なファクターだとつくづく感じる。

待てよ、でも『ポケモン』のロケット団はバレない変装をしていたぞ。キャラクターが持つ行動の目的を超えて成立するメタなネタって本当にアリなのか?(振り出しに戻る)